夏オケ本番終了

今年はなぜだか知人が新しくオケを立ち上げることがすごく多かった。
この夏オケもそのひとつ。


発起人はGオケのコンマスであり、もうひとつ別のオケでも精力的に活動をしている子。てなこともあって、メンバーの約1/3は両オケ関係者。
昨年秋に声をかけられたのだが、今だから明かすけど、練習が始まるまではあまり乗り気じゃなかった。
裏方として協力できることはいくらでもあるけど(注:おいらは印刷物製作係)、音楽的には…だって、新しいオケを作らなければ叶えられないことがあるなんて、Gオケでも、もうひとつのオケでも満たされないことがあるなんて、悲しすぎるじゃん?まぁ、二管の曲中心のプログラムなんて、どっちでも組めないけどさ。
なぁんて、所属団体を4つに増やしたおいらが言える話じゃないんだけど(汗)


もちろん、同世代の指揮者とタッグが組めること、個人的に案外演奏機会が少ないロマン派の曲ができそうなこと、コンチェルトが選択肢に入れられること、というあたりに魅力を感じてはいた。
実際、今回ソリストにお招きした明日香さんは素晴らしかった!
ただソロを弾くだけでなく、我々オーケストラに、音楽の運び方がすべてわかるようにコンタクトをとっていただけた。腕や肩の動き、ときには視線で…シベコンは初めてだったが、最初の共演が明日香さんで本当によかった。


オケとしては、手練れのメンツが揃ったことで、1回目の練習から指揮者やトレーナーに「譜読み手伝い」レベルからお願いせずに済んだことは良かったなと。じゃないと、立ち上げオケがあの練習回数で仕上げまで持っていくのは難しいから。
もっとも、後日、一緒にヴィオラを弾いた友人からは
ヴィオラは自分のオケで長くトップ弾いてる人が多いからか、オレ弾きの人が多かったよね。トップは相当やりにくかったと思うよ。1stヴァイオリンはコンマス経験者揃いだけど、ずっと音がまとまってた」
との指摘をいただいてしまった。
確かに、前半はともかく、メインのブラームスは自分の流儀でやりすぎたか…


その他、個人的にはいろいろ反省項目があるものの、N氏の愉悦にあふれる指揮のもと、楽しく演奏できたのはよかったということで。
もっとも、立ち上げは勢いでなんとかなってしまうものであり、来年の2回目が試金石であることは言うまでもない。心して臨まねば。