夏オケ本番終了

震災(というか原発事故)の影響で出演不可能になってしまった団員が出たり、その他いろいろな試練があったりで、正直、運営面ではかなりしんどいシーズンだった…
ただ、集客が1.5倍以上に増やせたのは収穫だな。って、これはソリスト効果か。アハハ。


メンバーの半分が入れ替わってしまったパートもあったなかで、ヴィオラは(ベースもか)昨年と同じメンバーで臨めたのは大きかったな。
細かい点ではもっとすり合わせが必要な部分は多々あるけど、自分的には、昨年よりも「夏オケのびよら」という意識を強くもって取り組めたと思ってる。


今回は、パートリーダーにわがまま言って、全部プルトの裏に割り振ってもらった。いやだって、Gオケだとほぼ表しか弾けないし、他でも表を弾く機会のほうが多いんだもん!
おいらとしては、どの方とも楽しくタッグを組めたと思っているが、3名の相方(注:うちのびよらは曲ごとに席替えする)がどう感じたか…これは、敢えて聞かないでおくか。


花崎さんのエルガーは素敵だった(我々は邪魔してなかったかな?)。さらに、アンコールのバッハがすごくよくて、うっかり泣きそうになった。昨年の明日香さん、そして今年の花崎さん、2年連続で素敵なソリストとご一緒できたことに感謝。
シューマンの4番は、シンフォニーのなかでいちばん好きな曲。瑞々しくて、でも情熱的で。もともと好きな曲なんだが、同級生マエストロのもと、前回(7年前の賛助出演)とはまた違った音楽をこのオケで共有できたのはよかった。
ウェーバーの序曲は…まぁ、これは、ね。我々なりにはがんばったつもりだけど、それ以上の高みにもっていくのは難しい曲だな。


個人的には、前半飛ばしすぎて、シューマンで少し疲れてしまったのが悔やまれる。
シューマンが思った以上に気力体力が必要だったのもあるが…やはり本番前のドーピングは必要だったか(違)


全体的には満足度の高い演奏会だったはずなのに、翌日はモーレツに落ち込んでおりました。
なんていうのか、自分の無力さを痛感した、というのか。
自分がトップをやらねばならないGオケの本番を3週間後に控え、いろいろナーバスになってたのもあるのかな。


#後日談
DVDを見直しているが、いろんな発見があっておもしろい。
へぇ、思ったよりやんちゃな音してるんだな、とか(笑)
弦、案外ボウイング合わせてないもんだな、とか(汗)
映像見ながら思ったのは…マエストロはああいうキャラだし、いつもの通り我々をリードしてくれたけど。オケが主体的に「どんなオケでありたいか」という答えを見つけられるのはまだまだ先なのかな、っていうか。少々偉そうな発言ですが。
まぁ、そのへんも含めて楽しんでいることは事実だけど。ある程度成熟しているGオケとは全然違うおもしろさですな。