いずみオケ本番終了

客席の友人から聞いた率直な感想。
「弦がもったいない。音がまとまらずに拡散してる。上手い人が集まってるはずなのに…」


これは、いわゆる一発モノ・企画オケが抱える難しい問題だと思う。


びよらに関していえば、みんなそれぞれ持ち味があって、こうした出会いの機会が持てたことに感謝はしているけど、さてパートセクションとしてのサウンドはどうだったのかな。
共演メンバーに刺激を受けるというのが第1段階だとしたら、補い合うこと、お互いに高めあえること、ひとつの共同体としてふるまうこと…ってのは段階を追っていかないと達成できないなぁと。
とくにブラームスの場合、ちょっとでも気が緩むと「各人のこれまでの経験&思い入れ」で奏でようとしちゃうから。


そんなリスク(?)を承知で参加したのは、大好きな指揮者とブラームスの名曲をご一緒できること、この魅力に勝るものがなかったというか…
室内楽の比率を上げる、だからもうオケはやみくもに乗らない、って決めてたのに!


しかし、個人的には、直前に頭が沸騰するようなできごとがあり(注:このオケのことではない)、実はすごく辛い精神状態で本番当日を迎えてしまった。
おいらは基本的に沸点高いタイプだと思ってるのだが、年に数度はどうにもおさまらなくなるときがあるんだよなー。
残念ながら、ステージでは全てを忘れて…ということはできなかった。
でも、なんだかんだで楽しかった。ああ、おいらには音楽やることでしか満たされないものがあるんだと。


何はともあれ、今年のオケ本番はこれで終了。
4月のGオケまで、しばらくの間は室内楽モード全開でいこう。