びよらバッハ終了


出演メンバーのアイデアで、出演楽器(?)はホールの右側に陳列。
こうして見ると、わがパウル爺(奥から3番目)はやっぱりオチビだな。


さて、今だから明かせることだが、実は「びよらネック」という記事をアップした翌日、仕事中自席で伸びをしたときに首の右側を再び「ピキッ」とやっちまったのだった。
本番3日前にして、ドクターストップ。
今回ほど自分のアホさを呪ったことはないですわ…


ここまできて本番をブッチするわけにはいかないので、他の練習は泣く泣く欠席、リハも最低限だけ弾き、薬と湿布4枚でなんとかやり過ごした。
聴きに来てくれたGオケ某団員には「MCしてるときのほうが挙動不審」と突っ込まれたが(笑)、そうか、少なくとも弾いてる最中の違和感はバレなかったんだな。ホッ。
(自分で映像を見ると「ああ、やっぱりかばって弾いてるな」ってわかるけど)


情報サイトでしか告知しなかったにも関わらず、キャパ70名のホールはほぼ満席。
バッハに惹かれたのか、びよらに惹かれたのかはわからないが、当日フラリとお越しいただいたお客様も多数いらっしゃった模様。ああ、ありがたやー。


おいらの演奏曲は4曲。
自分のキャラじゃない(笑)2曲=BWV.847とBWV.1027は他のメンバー押し付けお任せ。


BWV.1048(2nd)

出演メンバーの若手(に属するはずの)4人で演奏。
なんでだろ、昨年のメジゾリで痛い目に遭ってるはずなのに、何度でも楽しめちゃうというか、アゲアゲモードのスイッチが入っちゃう曲というか。
本番では3rdのY氏@同い年と一緒に、首痛いのを忘れてワルノリしちゃいました、アハハ。Y嬢とMちゃん、ごめんなさい。ペコリ。
反省すべきは、冒頭、自パートのおいしいところでのロスト。ああ、練習では一度も落ちなかったのに…


BWV.18(2nd)

2001年の新日フィルヴィオラセクション「J.S.バッハの夕べ」で衝撃を受けて以来、ずっとやりたかった曲。これからの時代はブランデン6番じゃなくてカンタータ18番だぜ!とか言ってみるテスト。
アレンジ(というほどのものじゃないが)も自分でやりますた。スコアは頒布自由にしちゃおうと思ってるので、「弾いてみたい!」という方がいましたらぜひご連絡を。


BWV.998(1st)

個人的には7年半ぶりの再演。当時の相方兼編曲者が来場するってんで、友情にヒビが入らないように(爆)必死でさらったよ。
7年半前は2ndだったけど、今回は1stで。プレリュードとフーガは当時と真逆(?)なアプローチになったのは、決してわざとではありませぬ。
「軟式ヴィオラスペース」では毎回誰かとデュオやってきたけど、今回がいちばん納得感があったかな。ワガママアプローチを受け入れてくれた相方には感謝、感謝。


BWV.1004(というか野平シャコンヌ、4th)

お遊びでは何度か弾いたことあったけど、人前で弾くことになるとは思ってなかったなぁ、これ。
(メジャーなものを避けようとするひねくれ首謀者)
この曲に限ったことではないが、ほぼあみだくじでパート決めた(!)わりには、適材適所な感じになるのはなんでですかね?


ところで、このテの自主公演の企画&実現について、よく「大変じゃね?」って言われるんだが…
基本、首謀者はおいしいところを全部自分でもっていくために(ウソ)、自分のテリトリーの範囲でこういう企画をやっているわけで。
逆にいえば、共演者にとってはやり慣れない曲&スタイルでいろいろ苦労しただろうなぁ…と思う。降り番だった2曲は、特に。びよりすがバッハを弾く機会はヴァイオリン&チェロに比べてずっと少ないし、客席に近いところで立って弾くということもあまりないだろうし。


そういった罠も含めて(笑)、7人のびよら仲間が真剣かつ楽しく「修行」できて、かつ客席のみなさんにも楽しんでもらえたのであれば、首謀者としてこれ以上シアワセなことはありませぬ。


久々に「宴が終わったあとの喪失感」をおぼえてますが、Gオケまであと1ヶ月なんだよな。はやくモード切り替えなくちゃ。
てか、その前に、首治さねば…