夢は現実のものとなるのか

現在、Gオケのびよら団員は、休団者を除いて16人。
そのうち、直近2年間で新しく仲間に加わったのが8人。
社会人になりたての若手から50〜60代のベテランまで、年齢層のバランスもとれてる。
6人しかいなくて(世のびよら事情を考えると、「しか」ってのはすごいことなんだが…)、「これじゃオケの体裁をなさない」とまで言われた8年前のことを思うと、感慨深いものがありますな。


そんなGオケの今シーズンは、高校時代に吹奏楽で演奏して以来、ずっとオケでやりたかった曲がプログラムされている。
このオケならいつかは…と思ってたけど、入団12年を経てついに夢が叶う。
(演奏会開催日がエイプリルフールってのが気になるところだが…>笑)
ヴィオラのソロに関しては、Gオケでもっとオソロシイもの(ヴォーン=ウィリアムズのロンドン交響曲)をやっちまったので、今となってはあまり…(爆)でも、この曲は、世界観含めて好きなんですよ。しかも青春時代の思い出と結びついてるもんだから、何度聞いてもウルウルしちゃう。本番で泣かないようにしないと!


ところで、先日の日記で触れた「ワクワクして」いることってのは、どういうことかというと。


3年前にトップに復帰してから、引き際というのをずっと考えてた。
もともと、Gオケで長くトップをやるつもりはなかったんだが、なんだかんだで10年近くになってて。それでも5年くらい前までは交替でトップをお願いする人がいたのだけど、最近はホントに1人で走り続けなければならなかったのがしんどくて。
いちばん前で音楽づくりに携われる幸せを感じる一方で、やっぱりずっと先頭を走り続ける辛さはあるし、トゥッティ奏者としてセクションの音づくりに貢献する術を忘れがちな自分を否定できなくなってる。
(どちらかというとサイドでトップを盛りたてる役のほうが好きなんだが、実はサイドってあまりやったことがないな…)
Gオケのびよら=自分ありきみたいな固定観念も自他共にできちゃってて。そういうもろもろも壊したかった。


ただ、トップというのは、やりたい人がやるべきもの、だとも考えていた。


最近、「トップやりたい」と立候補したメンバーが現れまして。
それを聞いたとき、モチベーションの高い人が出てきたことが本当にうれしかったし、「よかった、これでおいらも隠居できる」って思っちゃったんだよな。


おいらとしては、その方にはしばらくトップやってもらおうと思っている。1シーズンだけで新しい体制の成果があがるものではないし、「自分がいつでも代われる」というのを約束してはいけない。
だから、おいらは、ポジティブな意味で、自分が来春以降Gオケのトップをやっているという姿がまったく想像できないんですよ。


古い友人のみなさまは、おいらが「この曲のソロ弾いたら引退」と言いまくってたのを覚えていただろうか?
自分が念じていたことって、ホントに叶うもんなんだなぁっていうか。
…いや、ホントに叶いきるのかどうかは、これからの行動にかかってるのだろうけどね。