一途すぎて負け、なのか?

先日の「押し付け宣伝メール」を受け取った人のなかには、おいらがいろんな団体に参画しはじめたことを意外に思った方も多いかもしれない。


おいらはこれまで、「団員として所属するオケは1つだけ!」というマイルールを頑なに守ってきた。
ルーティンなものはひとつで十分だと思ってたし、Gオケ団員であることがおいらの大きなアイデンティティだったから。


ただ、おいらが入団したときのGオケは、モーツァルトから現代音楽スレスレのものまでなんでもできるオケというイメージがあった。
最近はどうやらそうじゃないらしい。
理由はカンタン(?)で、毎週土曜夜に練習をし、業者に運搬を頼み、分奏練習も適度に取り入れ、また倉庫を借りて楽器や備品を管理するためには、それなりの団員数がないと成り立たないからだ。施設利用料や謝礼の相場など、取り巻く環境が大きく変わったことも追いうちをかけている。
人数を集めておいて「オレ、1曲しか乗れないの?」なんて状況にはあまりしたくない。
要するに、「大は小を兼ねる」って言葉は、アマオケの運営には当て嵌まらないってことだ。


さらに、一部のメンバーが、同じ別オケの活動を理由に練習に穴をあけることが何度かあって。
このことが引き金で(もちろんそれだけが理由じゃないけど)ブチ切れたおいらは「今シーズンでGオケを辞める!」と一部の幹事に漏らし、大騒ぎに。
まぁ、最終的には思い留まった・・・ことになってるのかな? 正式に回答してないんだけど(苦笑)


そりゃあ10年以上も在席していれば、組織も変わるし、おいらも変わる。
ならば、おいらはいったい、何をガマンして音楽活動をやってるんだろう?


そんなおいらの悶々とした気持ちを知ってか知らずか、このところ、新しいオケ設立の報と、それに伴う団員募集案内がザクザク届く。
発起人は知っている人ばかり。ていうか、なんでみんな三十路を迎えるタイミングでオケを作ろうなんて思い立つんだろうか(笑)
みんな、それぞれのオケで主要メンバーとして活躍してるのに。


新オケをつくることの是非についてはいろいろ考えるところもあるが、とにかく、凝り固まった自分の何かを変えてみたくて、いくつかのアンサンブル団体・二管編成オケへの参画を決めた。
体力&財力(汗)が続かない心配もあるが、今年はちょっと無茶してみようという。
昨年から活動しているメジゾリや今秋の一発オケ企画も含めると、4団体。うーん、さすがに手を広げすぎたかな・・・。
いや、結局のところ何も変わんないかもしれない。ただ、やってみて「やっぱり自分はこうなのだ」とわかるなら納得もできるだろう。


あ、誤解しないでほしいけど、おいらは今でもGオケが大好きですよ。
だけど、やりたいことをガマンするのは、もうやめようと思った。
ながらナントカは得意なんだけど、こういうことには不器用なんだよなぁ。