コンサートはしご その1

甲府からバスで東京に戻って、友人がコンマスを務めるマンドリンオケを聴きに。

メトロポリタン・マンドリン・オーケストラ 第20回演奏会
フォーレ組曲ペレアスとメリザンド」op.80より前奏曲
シベリウス交響曲第7番 ハ長調 op.105
北爪道夫:青い宇宙の庭III 〜独奏ギターとマンドリン・オーケストラのための(委嘱作品・初演、独奏:福田進一
マーラー交響曲第10番よりアダージョ
at カザルスホール


個人的には、シベリウスがいちばん楽しめた。天空の城でうごめく生命体というか、浮世離れした雰囲気があっておもしろかった。
シベリウス後期の音楽は、重心が比較的高音域に偏る&中空的に響くマンドリンオケの特性にあってるのかも。


マーラーは10年前の再演で、実はおいら、10年前も同じ場所で聴いてたりする。
前回はクールすぎるきらいがあったが、この日はそういった不満はなかった。
ただ、後半は集中力が切れてしまったのが残念・・・ここでは絶対外しちゃいけないってところ、ありますよね。


ギターコンチェルトは、まぁギターコンチェルト、という感じか(笑)


全体を通して、メンバーみんなでビジョンを共有している(ように見えた)ことが正直うらやましかった。


ところでここのホール、学生時代から何度も足を運んだものだったが、来春で閉館するそうで、足を運ぶのは今日がホントに最後になるんだろうなぁ。
オープン当時は、運営も箱も主張のある室内楽専門ホールとして東京の音楽シーンをリードしてたけど、近隣に紀尾井ホールトッパンホールなどもできて、ひとつの役目を終えたって感じなのか。