毎度のＳオケお手伝いなんだけど、今回のオファーはビビりましたよ。
メインの悲愴はまだ一度も弾いてなかった（って言うとみんなビックリするんだけど）ので、絶好のチャンスだと。しかし、カップリングが武満ときたもんだ。しかもトロンボーンコンチェルト？知らないよそんな曲！
他のトラメンバーはみんな断ったらしく、ヴィオラのトラで弾いたのはおいら１人…
でも、全曲ちゃんと乗ってよかったっす。
ゲンダイオンガクだけどちゃんとフツーの五線譜に書かれてるし（笑）、譜割りを把握して、譜面の強弱やアーティキュレーションをきちんと守って弾けば、ちゃんと効果的にタケミツサウンドができあがるんだ。
ソリストは同時代音楽演奏の第一人者。飄々と、でも超絶技巧を難なくこなす。客席から生で聴いてみたかったという思いもなきにしもあらずだが、得難い体験ができたことに感謝。
あ、悲愴はどうだったのかって？
いやぁ、自分的にはこちらのほうが難しかったかも。武満だと指揮者もカッチリ振ってくれるけど、こういう曲だと指揮者の早振りに翻弄されちゃうんだわ。日々の練習の積み重ねによって呼吸がわかってる団員のみなさんとは違い、毎回お呼ばれしてるとはいえ、自分の呼吸をあとづけであわせていく作業って、どうしても最後まで課題として残ってしまう。
なんとか本番までに折り合いがついてよかったよ。そのぶん、アンコールは超ワルノリしてしまいましたが…
