2013年・室内楽初夏の陣を振り返る

今年は室内楽活動も充実…のはず。上半期の出演分をまとめて。

着ぐるみデビューびよよ小隊前哨戦(5/18)

昨年2月のびよらバッハで味をしめたびよら漫才びよらデュオ。次のターゲットは7月の「ゆかいな〜」としたが、その前哨戦として、相方が所属しているオケの室内楽発表会に出演(演奏曲の団員比率が50%以上であれば、外部の人間もエントリーできるのだ)。
この発表会ではMVT(PersonじゃなくてTeamね)や新人賞などの他、ベストドレッサー賞なるものが。当然(?)ベストドレッサー賞を狙いにいった(??)我々はリラックマコリラックマの着ぐるみで出演*1、思惑通り1位をゲット。おいおい、おまえは何しに行ったんだ!
で、肝心の演奏はというと、「ヘンな格好して変な演奏はできない」というプレッシャーをプラスの力に変え、なんとか恥ずかしくないところまではもっていけたかな。

クァルテットお披露目公演(6/29)

常設クァルテットでの活動は長年の夢だったので、まずはその第一歩を踏み出せたのはとてもうれしい。
年明けから約5ヶ月の練習&レッスンを経て、はじめてのコンサート。欲を言えばもう少し熟成期間が欲しかったが、とにかく勢いをつけたかったので。当然ながら荒削りな部分は多いけど、4人でやりたいことはほぼ出し切ったかな。
中低弦は比較的志向が似てると思うが、ヴァイオリンは音色もスタイルも対照的な2人を擁しているのが、このクァルテットのおもしろいところ。昔はクァルテットのパートは固定でやるもんだと思ってたけど、曲でパートを入れ替わるのも楽しいね。
おいらですか。休憩後はいつも通りの演奏だったと思うが、前半は珍しく緊張(客にはあまりわからなかったようだが)。いやだって、知り合いのびよりすとが視界のまん前に4人揃って並んでたらさ…(汗)あと、本番前日に弓の毛がすっぽ抜けて、急遽違う弓で弾くことになったのは痛かった。やっぱ、毛換えは余裕をもってやらなきゃダメだな。

ゆかいな仲間たち(7/15)

メジゾリメンバー+αによるスピンオフ公演として企画したもの。単発のつもりが、今後も継続されることになったらしい(笑)
フィレンツェはやはり大変な曲で、5回の練習でやるにはギリギリ。もっとメリハリをつけたかった。ppは相当意識しないとppにならないし*2、出るところ出ないところをもっと明確にせねば。てなことを、練習のなかで自分からもっと進んで発言するべきだった。これがいちばんの反省。
びよらデュオは、全体的にセカセカしすぎてしまったか。5月のほうがいい緊張感で弾けたような気がする…再演って、クオリティの向上とテンションのキープを両立するのが難しい。去年は吉と出たのだが。
今回は娘で臨んだが、うーん、まだまだですなー。音程も音色も、爺のほうが作りやすい。
とまぁ個人的には反省の多い演奏になってしまったが、企画としてはおもしろく、お客様には楽しんでもらえたと思う。

*1:フリースの着ぐるみは暑い。15分演奏しただけで汗だく。ゆるキャラ全盛の今日この頃、中の人はホントに大変だとしみじみ思いましたよ…

*2:この曲に限らず、チャイコフスキーって、音量設計は案外緻密にやってるんだよな…と最近すごく感じる。