なんとか逃げ出さずに済んでますが(笑)
とにかく、これまでとはカルチャーも仕事の仕方も全く違う。業界が変わるとこんなに違うもんかねー、ってくらい。
いちばん困るのは、イントラや基幹システムがぜんぶアナログで、管理方法も個人裁量なこと。全社員のスケジュールから各部の議事録まで一目瞭然だった前事務所時代からは考えられないですね。
スケジュールは「知りたかったら本人に聞けばいいじゃん」、対外的な見積書などのフォーマットも各人バラバラのものを使用、社内でまわす会計伝票はいまだに4枚綴りの手書きのもの、etc etc。
まぁ、そんなことはどうでもいい。
いやホントはどうでもよくないけど、今のおいらの人生を考えるにあたって、これらはたいした材料にはならない。
今の悩みは、「ほんとうに『ゼネラリスト』としてやってくのか?」ということだ。
「モノはバカでも作れる」「作ることしかできない人はいらない」というのは身をもって感じているし、そのへんを勉強するつもりで今の事務所への転職を決断してるわけなんだが。
「ビジネス脳(収益に対する感覚)」は、これからのビジネスパーソンとして必要不可欠なことだろう。
だけど、マーケティングから企画・制作・営業まで幅広くこなせるようになるとはいえ、どれも「浅く広く」だから、「どれも一人前になれない」のも事実なんじゃないか。
そして、おいら自身、「開発者志向」を隠せない。
あー、やっぱり、HTMLタグやActionScriptとか書いてるほうが好きなんだなぁ、って。
たとえ徹夜してでも、クマ抱きながらコードや仕様書作ってるほうが楽しいんですよ。
それを完全に捨てるのかどうか。
もちろん、今の事務所でも「自分で全部作っちまう」という方法はとれるだろうけど、そんなことしたら死んでしまう。
とくにうちの事業部では、走らせなければならないプロダクトが多すぎる(つまり、コンテンツ商売って、個々ではたいして儲からないってこと)。
「この会社、開発出身の人はみんな長続きしないんだ」
いつぞやに言われたS先輩の言葉が、頭のなかでこだましてますよ。
まだ試用期間中だし、もう少しじっくり考えてはみるけれど。
その間に新しい自分に目覚めるかもしれないし、できないと悟ったときははやく動くべきだと思うし。
#ただ、「スーツを着ること自体は案外嫌いじゃない」ってわかったのは収穫かな(爆)