たまには毛色の違うものを

このブログを読まれる方のほとんどはクラシック人だと思うのだが、たまには毛色の違うものを紹介してみたり。
まぁ、おいらだって今でこそ99%クラシック人だけど、高校入学まではクラシックなんてほとんど聴いてなかったし、イカ天とPATI-PATIに洗脳されてた時代があるもんで。


去年の11月だっけ、たまたま聴いたFMで、LAMAってバンドがMCやってて。
スーパーカーフルカワミキが参加してるというので「へー、おもしろそうだな」と思いながらその番組を聴き続けてたら、メンバーの1人=牛尾憲輔agraph)が「自分のルーツ・ミュージック」としてテン・ホルトの「Canto Ostinato」を紹介したのだった。
agraphもテン・ホルトもそれまで知らなかったんだが、ミョーに気になってしまい。
これ1曲がすごく長いんで、当然番組では冒頭だけしか流されなかったが(牛尾くんは「休日はこれ聴きながら掃除機をかける」とか言ってたっけ)、なんとかして続きを聴いてみたいと思えるくらいの出会いではあった。


で、早速電脳犬サイトで注文したのだが、取り寄せに2ヶ月近くかかってしまい、秋の夜長にBGMとして…という目論見は崩れてしまった(笑)
密林では現在在庫ありっぽいが、どうなんだろう。
マイケル・ナイマンの「ピアノ・レッスン」に少しでもハマったことがある人なら、聴いてソンはないんじゃないかね。
おいらが持ってるのは、FMでも紹介されてた2台ピアノ版。


Canto Ostinato

Canto Ostinato


そんなわけで、おいら、たまーに、こういうミニマム系音楽にモーレツに惹かれる瞬間というのがあるのでして。


思い返せば、学生時代、同期の家でたまたま聴いたThe High Llamasの「Track Goes By」にもビビッときたんだよなー。
「フルートが入ったインストが延々続くやつ」って説明だけで曲名当ててくれた同期には、今でも感謝してる。ホントだよ。


あらためて聴けば、後半のインスト部分に限らず、前半のリリックとかB♭→Asへの転調とか、全部ツボなんですけどー。
それ以来、The High Llamasはときどき聴いてる。なんだかんだで、アルバムは『Gydeon Gaye』がいちばん好き。


Gideon Gaye

Gideon Gaye