転職１ヶ月目には、すでにこんなことをのたもうたわけですが。
このところ、相当辛くなってきてます。
詳しくはここでは書かないけれど・・・。
プロジェクトの金勘定は少しできるようになった。
おいらがこれまで手がけてきたもの／やってきたことに対するオカネの動きもわかるようになったし、なんで前事務所が儲からなかったのかもわかったし。
だからこそ、悲しくなってくることもある。
なんていうのか、ビジネスの基本を知ってしまったことで、逆に仕事に対するモチベーションがガクンと下がってしまったというか。
結局のところ、おいらは職人であり、アーティストなんですね。
傲慢な言い方をすれば、自分がメインでありたいというか。
それを、これまでなんとか培ってきた経験と好奇心とバランスとで武装したギリギリのところが「でぃれくたー」という形になっているというか。
仕事仲間には、少しずつ相談を始めている。
ここ５年ほど懇意にしていただいている某先生にも、貴重な時間をとっていただいたり。
曰く、「20代の頃ならともかく、曲がりなりにも10年以上コアにやってきたものがあるわけで、簡単に変われるものではない。あとはどこに『価値観』を見出すかだ」、と。
おいらは、そこそこの収入があって、音楽活動ができて、ちょっとした旅行に行けて、オンもオフも充実していればいいんです。
極論を言えば、工場のベルトコンベアースタッフでもいい。時給1,000円のコーディングスタッフでもいい。いちばん経験があるでぃれくたーというところでできれば十分だ、と思ってる。
我侭だと思うけど、おいらが本当にやりたいことは、仕事にはないのかもね。
「いちばんの趣味を生業にしない」ポリシーから生まれた当然の結果なのだけど。
・・・って、ここまで書いてしまうと、結論ははっきりしているような感じなのだけど。
同じ部署の子も５月には寿退職するという話もあり、ここでおいらも手を挙げたら事業部自体が崩壊してしまうこともわかってる。だからせめて、今手がけているプロジェクトだけはきっちりケジメつけないと、という責任感もある。
まぁ、おいらは向こう見ずな性格なので、確信したらすぐ行動してしまうところがある（逆にいえば、確信できなければ仕事であっても動けない）のだが、今月いっぱいは慎重に動いていこうかなと。
