アリアーガの弦楽四重奏曲第3番

こんな記事を見つけた。
http://home.s07.itscom.net/matsui/wmc/topics/t2009h.html#t090414


室内楽は不毛とか思われているなか、日本でも、150回もコツコツとクァルテット公演を重ねてきた方がいらっしゃるのだなと。
大阪なので馳せ参じることはできないけれど、晴れやかな笑顔で幕を閉じられますよう。
しかし、プログラムにビックリ。アリアーガ3番なんて、フツーの人は誰も知らない曲だよね。
「スペインのモーツァルト」とも呼ばれる、早世の作曲家。興味のある方は調べてみてください。CDは通販なら比較的容易に入手できるはず。


String Quartets Nos. 1-3 (Comp

String Quartets Nos. 1-3 (Comp


実はこの曲、7年前に演奏したことがある。
当時は「いわゆるメジャーもの」で勝負する自信がなかったということもあるが、とにかく、2楽章のパストラールが大好きで。
譜面の存在を知ったときには狂喜乱舞したもんだ。


意外に思われるかもしれないが、おいら、クァルテットの経験がほとんどない。
おいらの記憶が正しければ、アリアーガは「演奏会を意識してちゃんと弾いた」最初で最後の弦楽四重奏
かつて何度か常設クァルテットの設立を試みたけど、いずれもケンカして終わってしまった(苦笑)
かろうじて本番にかけられたのがこれ1曲だけだったという。


それにしても・・・28年のキャリアのしめくくりに選ばれた曲が、たった1回ポッキリしかステージにあがれなかったユニットの演奏曲と同じだなんて、運命のいたずらとは言わないが、なんか不思議な感じがするのだなー。