震災の影響

あの地震から2週間が経った。


原発事故の不安、予定の立たない計画停電、物流の混乱、買い占め、etc etc。
おいらは自宅も会社も23区内だが、それでも少しずつストレスが溜まりつつある。
被災地域はもとより、計画停電に組み込まれている地域の方々はなおさらのことだろう。
実家では、身重の義妹を疎開させるべきか否か…という話を真剣に始めているという。


音楽活動も例外じゃない。


このような状況のなかで趣味に勤しむことに対して賛否両論あるだろうけど、おいらは「いつもの生活」をすることの必要も強く感じている。
経済をまわすためにも、心身ともに健やかであり続けなくては!


だけど、実際には、演奏会や練習のキャンセルが後を絶たない。地震で直接被害を受けた会場もあるが、大半は計画停電の影響だ。
4月中旬のGオケは開催できそうだが、今ですらこの状態だと、圧倒的に電気が足りなくなる夏場は…おいらは、首都圏の公共施設や公立のコンサートホールのほとんどが終日閉館になるだろう、と本気で予想している。


演奏会の実施は、それまでの十全な準備があってこそだ。これは震災の有無とは関係なく。
マチュアが演奏活動をやるには、半年〜1年、会場予約も含めると最長で2年くらいの準備期間が必要。
今後、本番どころか、日々の練習活動すらできなくなる団体(とくにオーケストラ)は確実に増えるだろう。そして、その影響は少なくとも1年以上は続くはずだ。
こんなことを言うと気を悪くされる人もいるかもしれないが、アコースティックの音楽やってるのに、皮肉な話だね。


停電があっても、安全性に問題がない範囲で、おいらはできることを続けたいと思っている。
ただ、それもできなくなっちゃったら、本気で北か西へ疎開しちゃうかもしれないな…


(3/25追記
「何が何でも今音楽をやらねば!」と言っているわけではない。おいらは、音楽が必要になったときに、何もできなくなっている…という状況をいちばん危惧しているのだ。