試行錯誤

室内楽三昧の一年」と決めていた2020年は、コロナ禍で多少の影響はあったものの、予定していた4公演は無事開催。
一方でオーケストラ活動は軒並みNGになったので、社会人になってから初めて、室内楽での本番回数がオーケストラを上回った。まぁ、これはエージシュートみたいなものかなw

これからは室内楽活動の比重をより高めていくつもり…って過去何度も言ってたような気がするけど、コロナ禍を経て、ようやく自分のなかで強い覚悟がもてたように感じている。
主宰している〈弁天〉の通年活動化を決め、これまで所属していたオーケストラはすべて退団or休団(その前に自然消滅したものもあるが)。そのうえで、自分自身もスキルアップすべく、2021年になってからあれこれ試し中。以下はその一部(全部かもしれない)。

個人練習のメニューを見直す

いまさらなのだが、年始からスケールをやり直している。今の自分の課題はとにかく「音程」だと痛感してまして。
長調の単純音階からスタートして、3月ごろから三度を追加。まだ三度の下降音階はろくに指が並ばず愕然。こんなんをずっと人前で晒してきたのかと思うをゾッとするYO!

BWV.1006完奏へのチャレンジ

これも年始から。もともと大好きな曲なので、基礎練習の一環として。プレリュード→ブーレ→ジーグと進めて(重音の少ない楽章から仕上げよう作戦)、ガヴォットとメヌエット1に着手したところ。でもここから先はペースがガクッと落ちそう…
人前で弾くつもりはないが、実は週末のたびにその成果を録画している。自分の音だけが存在しているのって、室内楽でもほぼありえないシチュエーション。これはホントいい練習になるね(汗)

肩当てを外す

2月下旬から、突如思い立って、肩当てを外して弾いている。はじめは肩が上がったり左手が安定しなかったりでヘンに力むことも多かったが、だいぶ慣れてきた。
ヴィオラは無理して外さなくてもいい」派だったが、ヴァイオリンだったら肩当てナシで構えることはできてたし、自分の弾き方だったらさほど無理なく移行できるだろうと。ただでさえ重たいヴィオラ、軽くしなくっちゃw

 

年齢的にも、音楽活動をガチでできるのは、長くてあと5~6年だろう。今が最大の、そしてたぶん最後のチャンスだと思って、いろいろ取り組んでいきたい。